人気ブログランキング | 話題のタグを見る

再びの別れ

母達が隠れていたムロに、たどりついた長男(私の兄)と春光さんとの
再会の時は短かった。

長男(私の兄)は郵便局員だっため、先に村人達を逃がした後も村に残ることに決めた。
郵便配達員の春光さんも長男と一緒に、村に残ることにした。

母と祖母は幼子を連れ、まだ村に残っていた体の弱い人や老人達と山奥に
逃げることにした。
長男と春光さんと母は、グスベリの根元に埋めておいたフレップ酒を掘り起こし
それで別れの杯をしたのだという。あの時は気が張り別れたのだと思うが
長男と「永遠の別れ」をした母は、どんな気持ちだったのだろう。
by sayo_71 | 2006-11-03 21:24 |
<< 列王記上 19章3、4節(口語訳) ルツ記 1章16、17節(口語訳) >>