私が使えなくなった右手の変わりに、左手で息子に手紙を書いているのを見て、
母は「おまえが左手で書くのに、私に書けない事はないと思うから 書いておきたいことがあるから書いておくね。」と言った。 しかし、字など書いたことのない母なので本気にしていなかった。 妹の夫の三年忌に実家に行った時、義姉が物置で見つけたと 亡き母の書いたノートを持ってきてくれた。 見てみると、字は下手だが文が上手で良く分かるのである。 私も聞いたことのない話で、あまりの辛さに誰にも話したがらなかったのだろう。 だからノートに書き残したのだと思う。
by sayo_71
| 2006-10-20 22:39
| 母
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