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倉庫に泊まる

敵機を避けながら、山の中を さ迷っているうちに、
完全に迷ったら、命を落としてしまうことに母は気がついた。

人家に出なければと思い、谷間の小川を見て、
水の下っていく方向に 自分達も下って行ったと言う。

下って行くと倉庫があった。夜になったので、そこに泊まることにした。

着の身着のままで、疲れはてていた一家は、泥のように眠った。
母は、生まれて3ヶ月の赤ん坊が、つぶされてはならないと
倉庫に置いてあった縄の上に、寝かせたと言う。

母の冷静な行動が、子供達を救ったのである。

今でも私は、迷ったら 川の水の下っていく方向に下ると
救われると思っている。
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by sayo_71 | 2006-11-20 20:11 |

列王記上 19章9節(口語訳)

その所で彼はほら穴にはいって、そこに宿ったが、主の言葉が彼に臨んで、彼に言われた、
「エリヤよ、あなたはここで何をしているのか。」

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by sayo_71 | 2006-11-20 19:57 | 聖書の言葉

仲間との別れ

ソ連機が来て、赤ん坊が泣く。弾が飛び、皆 伏せる。

人の心もだんだんとすさんでいき、一緒に逃げていた村の人達から
母達 七人家族も良い顔をされなくなってきた。
こういう時に、人の心というものが現れるのである。

冷静な母は、周りの状況をすぐさっして、皆と別行動を取る決意をした。
村の人達にお別れをし、七人で山の中をさ迷う。

良く あの山の中を、弾を避け歩いたものだ。
母は後に、「子供達が可愛かったからさ。」と高らかに笑った。
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by sayo_71 | 2006-11-17 14:22 |

創世記 21章14節(口語訳)

そこでアブラハムは明くる朝はやく起きて、パンと水の皮袋とを取り、
ハガルに与えて、肩に負わせ、その子を連れて去らせた。
ハガルは去ってベエルシバの荒野にさまよった。

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by sayo_71 | 2006-11-17 14:12 | 聖書の言葉

山の中での空襲

山の中をさ迷い歩く中、ソ連軍の飛行機が来て、機関銃を撃つ。
母の命令で、皆 伏せる。

母は耳の遠い祖母を一番側にし、肩を叩いて伏せる合図を送る
ことにした。

飛行機が去ると、妹達は母の生存をまず確かめた。
母が死ねば、自分達も祖母と死なねばならないのだから。
飛行機よりも祖母が身につけている鎌の方が恐ろしかったようだ。

飛行機が来て、また機関銃を撃つ。
妹が背負っている赤ん坊が泣く。
「お母さん、赤ちゃんが泣くよ!」と妹が叫ぶと、
「泣いてもいいから、伏せなさい。」と母が言う。

朝露の中を逃げ歩くので、衣服はびっしょりと濡れた。
日が当たると、その衣服を脱いで干した。

そのうち 黒フレップが自生している山に出、
お腹いっぱい フレップの実を食べる事が出来た。
食べ終わったら、弁当箱に実を摘んで詰めることを
母は妹達に教え 食料にした。

こうして 弾を避け 幼子と祖母を守った母だったが、
後になって
「あの時は、レストランに行ったようだったよ。」と
笑っていた。
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by sayo_71 | 2006-11-12 18:58 |

列王記上 19章5~8節(口語訳)

彼はれだまの木の下に伏して眠ったが、天の使が彼にさわり、「起きて食べなさい」と言ったので、
起きて見ると、頭のそばに、焼け石の上で焼いたパン一個と、一びんの水があった。彼は食べ、かつ飲んでまた寝た。
主の使は再びきて、彼にさわって言った、「起きて食べなさい。道が遠くて耐えられないでしょうから」。
彼は起きて食べ、かつ飲み、その食物で力づいて四十日四十夜行って、神の山ホレブに着いた。

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by sayo_71 | 2006-11-11 14:55 | 聖書の言葉

覚悟

母は当時38歳であった。私のすぐ下の妹は5月に生まれたばかりの妹を背負い、
2番目と3番目の妹達は食料を背負った。
4番目の妹は5歳で身体が弱かったため、母が荷の上に乗せて背負った。
祖母は母が万が一、弾に撃たれて死んだら
自分も残された子供達と共に自決するつもりだったという。
すごい覚悟である。
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by sayo_71 | 2006-11-10 12:20 |

列王記上 19章3、4節(口語訳)

そこでエリヤは恐れて、自分の命を救うために立って逃げ、ユダに属するベエルシバへ行って、しもべをそこに残し、
自分は一日の道のりほど荒野にはいって行って、れだまの木の下に座し、自分の死を求めて言った、「主よ、もはや、じゅうぶんです。今わたしの命を取ってください。わたしは先祖にまさる者ではありません」。

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by sayo_71 | 2006-11-09 14:51 | 聖書の言葉

再びの別れ

母達が隠れていたムロに、たどりついた長男(私の兄)と春光さんとの
再会の時は短かった。

長男(私の兄)は郵便局員だっため、先に村人達を逃がした後も村に残ることに決めた。
郵便配達員の春光さんも長男と一緒に、村に残ることにした。

母と祖母は幼子を連れ、まだ村に残っていた体の弱い人や老人達と山奥に
逃げることにした。
長男と春光さんと母は、グスベリの根元に埋めておいたフレップ酒を掘り起こし
それで別れの杯をしたのだという。あの時は気が張り別れたのだと思うが
長男と「永遠の別れ」をした母は、どんな気持ちだったのだろう。
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by sayo_71 | 2006-11-03 21:24 |

ルツ記 1章16、17節(口語訳)

しかしルツは言った、「あなたを捨て、あなたを離れて帰ることをわたしに勧めないでください。わたしはあなたの行かれる所へ行き、またあなたの宿られる所に宿ります。あなたの民はわたしの民、あなたの神はわたしの神です。
あなたの死なれる所でわたしも死んで、そのかたわらに葬られます。もし死に別れでなく、わたしがあなたと別れるならば、主よ、どうぞわたしをいくえにも罰してください。」

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by sayo_71 | 2006-11-03 21:05 | 聖書の言葉